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産後クライシスとは?

IMG_9405_re思えば思春期のこと。
ハーフに生まれたかったとぼやいた私に、自分は清見村と高山市のハーフであるからお前も混血だ、とマジとも冗談ともとれない表情で父親が言い放って以来クォーターを名乗ってきたわけですが、先日東京出身の方にこの話をしたらスベりました。ライターのウシマルです。

さて、こちらのブログにはめちゃくちゃ久々の更新となります。
というのも、私事ですが今年6月に第3子を出産しまして。口で長男に勉強を教えながら手で次男にご飯を食べさせ、足で長女の乗るバウンサーを揺らすというドラマーのような生活が少し続いていたので、ブログを更新する気力はすっかり削がれてしまっていました。ドラマーってすごいですね。

aoiちなみに現在4ヵ月となる長女はすっかりシャバに慣れたようで、兄弟喧嘩や私の怒声に驚くこともなくスンっとしているし、日中の過ごし方は寝返りも寝返り返りも左方向にしかできないので最終的に壁で進めなくなったらそこで諦めて寝るというスタイルなので恐ろしいほど手がかかりません。しかも超かわいい。さては天使?天使なのかな?

imagejpegそんな娘のお陰で、実は仕事もぼちぼち始められています。
娘にかわいいおべべを着せたいし、将来好きなことをさせてあげる費用を貯金しなきゃだし!と、ひとり夜中までシコシコとテキストを書いております。

そんな中、産婦人科の用語について書く機会がありました。
自分にとってはかなり旬なお題だったので全てが興味深く感じられたのですが、そこで初めて学んだこともたくさんあり・・・

今回はその仕事で得た知識と共に「産後クライシス」と呼ばれる現象について少し書きたいと思います。

***

私が前回の仕事で学んだ数ある用語の中でも、最も興味深かったジャンルは様々な作用を持つホルモンでした。
妊娠や出産を通して、普段から自分がいかにホルモンの影響を受けて生活しているかが分かるようになり、コントロールすることの重要性も知ったのです。

さて、現在産後である私は「プロラクチン」と「オキシトシン」の影響を強く受けているんだとか。
プロラクチンやオキシトシンとは、いずれも脳下垂体から分泌されるホルモンの一種。
主な作用は、乳腺を発達させる、子宮収縮を促す、排卵を抑制するという産後の女性には特に不可欠なホルモンなんですね。

オキシトシンは別名「愛情ホルモン」とも呼ばれ、赤ちゃんや夫とのスキンシップや何気ない会話からも分泌され、ストレスを緩和して幸せな気分をもたらしてくれるありがたいホルモンです。
しかし、プロラクチンの方は必ずしも良いことばかりではないようで。
プロラクチンは母性を誘導すると同時に赤ちゃん以外の存在に対して攻撃的になり、夫に対しても敵対的行動をとってしまうのだとか。
しかも、プロラクチンは性欲を抑制する作用もあるので産後の性欲減退の理由のひとつに挙げられます。
男性で言う、いわゆる「賢者タイム」にも実はプロラクチンが分泌されているそう。
このことは男女の揉め事を減らすためにもマジで広く知られた方がいいと思うんですけどね。まあ性交した後に「僕の脳下垂体からは今プロラクチンが分泌されているのであまりベタベタしないでくれたまえ!」と言われて「賢者・・・!」と思える女性は少ないとは思うので、保健の教科書にでも書いておいて欲しい事実ですよ。こちとら事後に男性が冷静になるのは後悔しているのかなとか愛情がないのかなとか恐れて男よりもさっさと服を着てさっさと帰る大賢者っぷりを発揮していたんだよ!

話がそれました。つまりこのプロラクチンというホルモンが近年「産後クライシス」と名付けられた、妻の産後に訪れる夫婦の不仲の原因のひとつとなっているそうです。

ある観点では全く異なる作用を持つオキシトシンとプロラクチン。そんなホルモンが同時に出てバランスを取り合っていると思うと改めて人体の巧妙さを感じます。
しかしこの絶妙なホルモンバランスが、産後の不安定な体調や気持ちによって狂ってしまうことは容易に想像できます。
ただ、その知識があれば産後クライシスを乗り越える材料になるのではないでしょうか。
なんでもかんでもホルモンのせいにするのはちょっと乱暴だとは思いますが、私はそう考えることで割と自分のことをコントロールできるようになったんですね~。

というわけで、次回は妊娠・出産を通して体験した感情のアップダウンや夫との関係を、自分なりの考えを交えて書きたいと思います。

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