まだ雪の残る飛騨高山で過ごす春休み
こんにちは!
先日、スーツ姿で真面目に熱唱している吉幾三につい見惚れてしまったウシマルです。
昔からいつもふざけている人が時々見せる真剣な姿に弱かったわけですが、男性に対する免疫力が落ちすぎてここまできました。Hello,world!
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さて私は今、子供の春休みを利用して飛騨高山の実家に長期滞在しています。
東京で生まれ育った方はよく「田舎があっていいなあ」と言ってくれますが、
確かに子供にとって普段生活している環境とは全く違うところで過ごす日々は楽しいだろうなーと思います。
特に地元は降雪地帯なので、冬は雪遊びも子供たちの楽しみ。
東京出身の主人も未だに雪を見ると大喜びでスコップ持って飛び出していき、
かまくら、滑り台、ジャンプ台、「マリオコース」(私はいつも詳細不明)とやらを何日もかけて建築しています。
こうしてすっかり疲れ果てた状態で主人はいつも東京に帰って行くのですが、私は庭でひたすら遊ぶ子供らを暖かい室内から見守ることができるわけです。
さすがに今回は庭の雪はすっかり解けていましたが、まだオープンしているゲレンデも近場にあるのでスキーとスノーボードを楽しむことができました。
前回悪天候の中でも無理してリフトに乗ったら、どんどん勝手に滑っていくスキーの次男と、上の方でコケているボードの長男のどちらも見失いそうになったりして私の精神衛生上非常によろしくない状態になったので、技術向上するまでは暫くリフトではなく「ムービングベルト」なる、スキーをはいたまま乗れるオートスロープ的なものを利用することに。
上に主人、下に私と二手に分かれ、ベルトコンベアで運ばれてくる物の検品作業のようなスタイルなのでこちらとしてはゲレンデがとけるほど恋したいでも口ずさんでないとやってられない感じなのですが、黙々と下に降りてきてはまた上へと運ばれてゆく息子たちの時折見せる笑顔やお手振りにもきちんと対応。なぜなら非日常だから。普段だったらやるべき家事も山ほどあるし、こんな長時間ただただ子供を見ているという状況自体がありえません。
しかし「せっかく帰省しているのだから普段と違う経験させてあげないとヤバい」みたいな気持ちに縛られている自分がめんどくさいなとも思いつつ…
明日は明日とて牧場へでかけてきます、東京でも休日で行ける距離にマザー牧場あるけどね。なんならバンジージャンプもある。あとイメージガールがかわいい!
でも実際には私がそんなにお膳立てせずとも、子供たちは庭に咲いたオオイヌノフグリをたくさんつんで水をはったバケツに浮かべて喜んでいたりしてるんですけどね。
ちなみにこれは私へのプレゼントと言ってくれたのですが、
オオイヌノフグリは漢字で書くと「大犬の陰囊」、つまり犬の睾丸だそうです。ありがとう。
めいっぱい自然と触れ合ってくれたらいいです。
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しかしなんといっても今まで子供たちが一番非日常を味わってんな~と感じた瞬間は、初めてホタルを見た時でも手づかみで捕まえた魚を焼いて食べた時でもなく、
父親が家にかかっていたアシナガバチの巣を落として、その中にあった蜂の子を爪楊枝で取って生で食べた瞬間です。
「ウワァーーーーーーーーー!!!!」と悲鳴を上げて尻もちをつく息子たちの姿は間違いなく今までの人生イチのリアクションでした。国内でまさかここまでの異文化コミュニケーション。
まあそう言う私もゲテモノ料理が登場した時の美川憲一くらい嫌がってましたね。
田舎の人=蜂の幼虫を生で食べる人ではないので、くれぐれも誤解のないようお願いします。