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「私見えるんです」ネイリスト。

IMG_9301_reオカルト系や不思議話が好きな現実派コピーライターはちがです。
小さい頃から『あなたの知らない世界』とか『世界の七不思議』とか『なんちゃらの心霊事件簿』とかを見まくっていました。

とは言え今まで一度も心霊体験をしたことがなく、基本的に自分の目で見たものしか信じないタイプなので『霊は怖いが見えないからいないだろう』という結論に達しています。
今日は、そんな私の考えがちょっと変わる出来事について書こうと思います。
(なるべく軽いトーンでいきますが、怖がりな人は見ないでくださいね)

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先日、女子力を引きずり出して近所のネイルサロンに行ってきました。

そこのネイリストさんは若い子ばかりで、今回もつけまつげブッワーッな子が担当。
いつものように他愛もない話をして、私がYouTubeで耳掃除動画を見るのがたまらなく好きという話で盛り上がった時、まつげちゃんがふと「…じゃあ、心霊動画とかも見ちゃったりするんですか?」と。

「よく見るよ!でも最近はやたらいっぱいあるし、どうせ作りものって疑って見るかも」
「そうですか…怖くないですか?」
「上手に作ってあれば怖いけど…だいたい霊なんていないと思ってるし」

その時。つけまつげがカッ!と上がって、
「信じてないんですか?」
「え、うん。見えたら信じるけど見えないから」

「そうなんですね、そうですか…実は私、見えるんです

ハッハーン、情緒不安定な子かな?
その時は思いましたが、ライターならではの好奇心がわらわら湧いてきて、そこから2時間以上彼女をインタビュー攻めにしてしまいました。

彼女から聞いた話をまとめると…
【見えるようになったいきさつ】
・小学校3年生の時、夜中にふと目覚めると目の前に知らない女性が寝ていた。不審に思いながらもお母さんかな?と思って足で体をはさもうとしたら、スカッ!と。恐る恐る布団の下を覗いたら胴体がない…金縛り状態になった彼女をたまたまトイレに起きた父親が助けてくれた。
・その日からずっと見えている。

【霊の存在について】
・とにかくそこらじゅうどこにでもいる、きっとディズニーランドにもいる。
・霊もきっと自分が見えることに気づいている。
・動物の霊もいる。犬猫がやはり多いが恐竜や未知の生物は見たことがない。
・感情は脳に直接伝えてくる感じで「寂しい感情」がほとんど。
・じっとしている霊もいれば、襲いかかってくる霊もいる。

【霊の見た目について】
・足はある、というか足だけの霊もいるし顔だけの霊もいる。
・色はカラーだが、どことなく生身の人のカラーとは違う。
・全体的に何が違うと言われると難しいが、あきらかに生きている人とは違う。
・服は私服を着ている。
・明るい霊や笑わせてくるようなタイプの霊はいない。

【気づいたこと】
・同じく霊感が強いと言ってくる知人がいたので、試しに自分がよく見えている場所に連れて行ったらその霊の外見をドンピシャで当てられた。さらに「じゃああの男性は見えるか」と知人に指示された方向には何も見えなかった。ラジオの周波数のようにそれぞれに見える霊と見えない霊がいるようだ。
・自分は女性や子どもがよく見えるが男性の霊はあまり見えない。
・家のカーテンをくるんと縛っていたら大きく揺れたことがあるので、物は動かせるようだ(霊感のない友人がその光景を見て卒倒した)。
・彼らは涙を流すことができない(だから憑依して感情を表す?)。
・飛行機や電車に乗って移動はしないはず、思いの強い場所に留まっている。
・殺人などの場合、なぜ犯人の名前を言えないのかはわからない、不思議だ。

【関連体験について】
・夜中の山道で道に迷った時、助手席の自分は気を失っていたが「次を右…」などと運転手に指示して広い道に出られたことがある。
・友人やお客さんに水子の霊が見えたことがある。
・バイト先の居酒屋にいた小さい兄弟の霊にせがまれて、何日も泊まり込んで相手をしてあげていた(上記の霊感が強い女性に来てもらったところ、その兄弟の母親まで見えたそう)。
・ホテルなどで部屋を替えてもらうことはよくある。同行者に怖がらせないように我慢して泊まった時にはやはり夜中にお腹の上に乗ってきた。(「私がもし死んでも人のお腹の上には乗らないけどな」と言ったら「そういう人間らしい思考はないと思います。猫とかもお腹に乗ってきますよね」とのこと)
・今のネイルサロンに配属された時「ヤバイ場所だ」と感じたそうで、実際に一人で残業しているとラップ音や怪奇現象がひどい。

【その他】
・成仏とかそういう概念はないと考えている。
・大人になるにつれ、力が弱まっていると感じる。
・基本的に霊が見えることは信じてもらえないので言わない(私にはなぜか言いたくなったそう)。
・やはり霊はめちゃめちゃ怖い。

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メモも取らず2時間のインタビューをここまで書き起こせた自分に感動。
最初、疑いの気持ちと興味からあらゆる質問を投げかけた私ですが、だんだん彼女の言うことは本当かもしれないと思えてきました。
だって「車にも普通に乗ってきますよ」と言うので、
「密室で二人きりは怖いな!そういう時は逃げるよね?」と聞いたら「いや〜そのまま運転しますけど、とりあえず窓開けますね、2人きりじゃないんだぞ!って思わせるんです」って。

普通に考えられる対応(=逃げる)とは違うところが妙にリアルでした。
彼女にはきっと私には見えない何かが見えてるんだと思います。

そして彼女が何気に言うんです。
「よく、こういう話していると集まってくるって言うじゃないですか」
「え…(怖いこと言うなよ!)もしかしているの?」
「今いないですね〜、さっきは後ろ走ってましたけど」
「は、ははは…」

笑うしかないですよね。

いや〜、最初「オバケ見たことないから見てみたい!」なんて言ったのを心の中で即撤回しましたね。
見えないからいいことってたくさんありますもんね。

彼女も、なぜ自分が見えるのか?何かを伝える使命があるのか?など悩んだそうです。
霊感がある子に共通するのは、人の話ですぐ泣いちゃうような優しくて感受性が強いタイプなんだそう。
私、感受性は強いけど優しくないからな〜、優しくない女で良かった〜。

そう考えると、霊感は突如目覚めるものではなく、霊から与えられている力なのかもしれませんね。

「私の声を聞いて…気づいて…あなたなら…」ってね…

さーて、なるべく明るいトーンでお送りしましたが大丈夫でしょうか。

ホラーな話をしながらも、肝心のネイルはお花とラメでばっちり可愛く仕上がりましたよ!
春、女子力うるるん!

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